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糖尿病でも舐められる飴はある?安心して食べたいときのオススメも紹介

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糖尿病でも舐められる飴はある?安心して食べたいときのオススメも紹介

当記事の執筆は、管理栄養士  白石香代子が担当しました。
*シンクヘルスブログ監修・執筆者情報一覧はこちらをご覧ください

「口寂しい時によく飴を舐めるんだけど、糖尿病だから我慢する方がいいのかな」

誰にでも馴染みがあり、手軽に食べることのできる飴。仕事中や移動時に口にすることも多いですよね。

しかし飴は血糖値に影響する食べ物で、糖尿病の方は少し注意が必要です。

そこで今回は、飴を食べた場合の血糖値の変化や、糖尿病でも安心して食べられる飴に着目した内容をお届けすることにしました。

低血糖時に役立つ身近な飴までご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

※疾患をお抱えの方はかかりつけ医の意見を優先してください。

そもそも糖尿病で飴を舐めるのはよいのか

そもそも糖尿病で飴を舐めるのはよいのか

糖尿病の方が飴を楽しむ場合には、量に注意しましょう

なぜなら一般的に飴のカロリーや糖質は高く、食べすぎれば血糖コントロールに影響を与えるからです。

なお私たちが普段「飴」と呼んでいるものにはハード系とソフト系の2種類あり、違いは下記の通りです。

・ハード系:砂糖と水あめを主原材料として、味付け成分を加えたもの。黒糖飴、べっこう飴など。
・ソフト系:砂糖と水あめに、さらし粉、きな粉、粒あん、練乳、バターなどを練りこんだもの。キャラメルなど。

これらの飴はどちらも100g(おおよそ1袋)あたり400kcal前後、糖質は100gほど含まれます。

これはコンビニおにぎり2個分とほぼ同じカロリー、糖質は6枚切り食パン4枚分より多いです。

なお飴1粒は5g程度のものが多く見受けられるため、1粒あたりに換算すると20kcal、糖質5gが目安になります。

1粒だけであればカロリーや糖質はあまり高くないように思えるからといって、ついつい食べすぎないようにしましょう。

参考記事:糖尿病に悪化させる&良い食べ物4選~管理栄養士が厳選~

飴を食べすぎると血糖値にどう影響する?

お伝えしているように、飴は糖質が多いので食べすぎると当然血糖値が上がります

飴の主な原料には砂糖や水飴が使われます。そして砂糖の主成分はショ糖、水飴は麦芽糖(トウモロコシなどからとれる甘み成分の1種)です。
糖の吸収速度

上の図は、糖質の種類を示したものです。

糖質には単糖類、二糖類、多糖類があります。もっとも体内に吸収されやすい糖は、単純な化学組織の単糖類で飴のショ糖や麦芽糖も吸収速度は速めです。

したがって飴の食べすぎは血糖値を急激に上げる可能性があり、注意が必要なのです。

参考記事:砂糖のカロリー&糖質は本当に高い?~砂糖を摂ると太るのか徹底検証〜

1個くらいは大丈夫か

市販の飴1個でしたら、血糖値に大きな影響はないでしょう。

先ほどお伝えしたように、飴1粒は20kcal、糖質5g程度です。

医師の指示に従い、ほかの食事や間食とのバランスに注意しながら楽しみましょう。

糖尿病でも安心して食べられる飴

糖尿病でも安心して食べられる飴

飴を1日に何個も食べてしまう、できるだけ糖質を抑えたいと考える方のために、安心して食べられる飴をご紹介します。

おすすめはラカントの飴

ラカントのど飴は、羅漢果(らかんか/植物)とトウモロコシの発酵で得た成分「エリスリトール」の2種類の天然素材から作られた、カロリーゼロの飴です。

製造販売元のSARAYA(※)にて、ラカント飴を試食後、血糖値を上げないことがわかったとの報告があります。 

(※)SARAYAラカントSカロリーゼロ飴の開発秘話参照

そのため、糖尿病の方でも安心して食べることができる飴といえるでしょう。

ちなみに1日あたりの個数について、SARAYAによると10~15個ほどでも問題ないとのことです。しかしエリスリトールは大量に摂るとお腹が緩くなることもありますので、ご自身の体調を見ながら食べることをオススメします。

参考記事:ラカントのカロリー&糖質はゼロ?~気になる味やダイエット活用法まで解説~

のど飴は龍角散のシュガーレスを

のど飴で有名な龍角散シリーズには、シュガーレス(※)があります。それが【龍角散ののどすっきり飴 カシス&ブルーベリー】です。

(※)シュガーレスは糖の含有量が0.5g/100g以下と、非常に少ないのが特徴

6粒(18g)あたりカロリーは48kcal、糖類0gです。

ただしシュガーレスとはいえ、カロリーや微量の糖質は含まれます。体への影響を考えると、1日あたり2粒までがよいでしょう。

低血糖の時に役立つ飴について

低血糖の時に役立つ飴について

低血糖とは、血液の中に流れているブドウ糖の量が少なくなっている状態です。発汗や手の震え、心臓がドキドキする、顔色が悪くなるなど様々な症状が起こります。

低血糖が生じた際は、まずブドウ糖とパッケージに書いてある飴(糖質10~15g)や、ブドウ糖を含む清涼飲料水を150~200ml程度摂取しましょう。

ぶどう糖飴を紹介

大丸本舗のぶどう糖飴(1粒3g)は、ぶどう糖のみで作られた口溶けの良い飴です。

低血糖時には10gがブドウ糖の摂取目安ですので、ぶどう糖飴ですと3~4粒となります。

 

参考記事:低血糖とはどのような症状?~原因や高血糖についてもわかりやすく解説~
参考記事:糖尿病の方にとってぶどう糖とは~オススメの摂り方も紹介~

まとめ 

以上、飴は血糖値に影響するので、楽しむ場合には量に注意しなければならないことがわかりましたね。

市販の飴を食べる場合には、1個を目安にしましょう。1個ならば、血糖値に大きな影響を与えることは少ないと考えられるからです。

ラカントの飴はエリスリトールを使用しており、血糖値を上げないことがわかっています。ゆえに糖尿病の方でもラカントの飴なら安心して楽しむことができるでしょう。

またのど飴を食べたい時は、龍角散のシュガーレスを1日あたり2粒程度召し上がるようにしてくださいね。

今回の記事があなたの血糖コントロールに役立つと幸いです。

なお、弊社の開発する無料アプリ・シンクヘルスでは血糖値や体重、運動や食事の記録がカンタンにできます。日々の血糖コントロールにてぜひ活用してみてくださいね。

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参考文献
文部科学省 食品成分データベース
農林水産省 特集2(あめ)
独立行政法人 畜産産業振興機構 飴と砂糖の話
サラヤ株式会社 ラカントとは ラカントのよくあるご質問
株式会社龍角散  龍角散ののどすっきり飴 カシス&ブルーベリー

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