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INTERVIEW

保護中: さまざまなデータと食事写真を活用した栄養指導

加藤内科クリニック
管理栄養士 加藤則子先生

2024.04.04

加藤内科クリニックは、生活習慣病(糖尿病、高血圧症、脂質異常症)の専門クリニックです。院長の加藤光敏先生は「糖尿病薬物療法」と「患者教育」を専門としています。

クリニックの看護師4名管理栄養士6名、それぞれは日本糖尿病療養指導士(CDEJ)、東京糖尿病療養指導士(東京CDE)、臨床心理士などの資格を持ち、診療にあたっています。「患者さんに親身になった指導ができる明るいクリニック」というのが加藤内科クリニックの特徴です。

シンクヘルス導入に至った経緯と導入後の効果

シンクヘルスを知ったきっかけを教えてください。

シンクヘルスはインスリンメーカーの紹介で知りました。
患者さんとの情報の交換に有益だと思い、導入に至りました。デジタル技術の活用は発展性が高いと思います。実際に、国際糖尿病学会IDFに参加した時に、海外ではアプリを使った支援が有用であると紹介されていました。そこでは若い患者さんにかわいいキャラクターがメッセージを送っていて、そんなことができるといいなと思いました。

シンクヘルス導入以前にはどのような課題がありましたか?

栄養指導時の食事写真に関して課題がいくつかありました。シンクヘルス導入以前は食事写真を患者さんの携帯やスマホから見せてもらっていましたが、画面が小さいですし、写真を印刷して持ってきていただいても保管に困っていました。

実際に導入してみていかがでしょうか?シンクヘルスのどのような部分が課題の解決に繋がりましたか?

実際に導入してみて、シンクヘルスでは時間軸に複数の写真を入れられることがメリットだと思いました。一枚の写真にその時食べた食事を全部入れることは難しいからです。

食事写真と一緒に様々なデータを見ながら指導されているとお聞きしましたが、具体的にはどのようなデータをよく見ていますか?

食事写真と一緒に、SMBGやCGMのデータ、そして家庭血圧、歩数を見ながら振り返りと今後の対策を患者さんと話し合います。

実際には患者さんの食事内容を聞きながら食事分析を行い、各食事での糖質量を見て、実際にはどのくらいのインスリンを打ったかを聞きます。HbA1Cの推移や使用したインスリンの種類・量や薬剤を確認し、その時のインスリン量は妥当だったか患者さんとディスカッションします。

次に一日の不足する栄養素分析を見ます。不足する栄養素をどんな食材でどのタイミングに摂取するか、患者さんが持っている食材や好きなもので提案します。合意ができたら、それを行動目標として、次回の来院時にスタッフの誰かが聞き取れるようにします。

実際のご活用方法について

看護師、栄養士の皆様はシンクヘルスプラットフォームをどのようにご活用されていますか?

シンクヘルスでのデータを見ながら患者さんと栄養相談をします。今困っていること、疑問に思っていることを聞き取ります。その他にも、体重や血糖コントロールなどの患者さんの目標を聞き取りも行っています。それに対し行動目標として、何ができるか可能か、一緒に考えます。

遠隔でのフォローアップとしても活用されているそうですが、具体的な活用方法を教えてください。

メッセージ機能で患者さんの食事写真から分析してその結果を伝えていることがあります。シンクヘルスでは患者さんのデータがいつでも確認できるので、SMBGの記録からインスリン量の増減を遠隔で伝えることもあります。海外赴任の患者さんに対し、遠隔栄養指導でも活用しています。

どのようなタイミングでアプリをご紹介されていますか?

紹介のタイミングは初診時やコントロール悪化時、薬剤変更時などいろいろです。紹介しているのは管理栄養士、看護師が当院では多いです。

アプリをすすめられた時の患者さんの反応はいかがですか。

継続使用している患者さんは血糖測定値や家庭血圧測定値のデータ分析をしてくれるから良いとおっしゃいます。メッセージでクリニックに体調変化を連絡できる点も好評です。

患者さんの記録率はどうでしょうか?記録を継続してもらうコツがあれば教えてください。

患者さんの記録率は個人差が大きいです。記録を継続するためにはスタッフが見て、患者さんに一言伝えることでしょう。

施設紹介

加藤内科クリニック
〒125-0054 東京都葛飾区高砂3-11-14 ステーションハイツ高砂201号
ウェブサイト:http://www.katoclinic.ne.jp

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