
エドの家系は糖尿病家系であり、祖父母全員が糖尿病でしたが一人の祖母を除き他界しています。現在も存命の祖母は、血糖値の記録をこまめに行い、食事への配慮も欠かさず、医師と測定値の記録を共有しそれを習慣化することで適切な治療を継続的に受けていました。その結果、合併症を発症せず健康を維持しています。
ITを活用し、自身の祖母のような自己管理を誰もが続けられるようにできないか?という思いから、H2.Incを起業しました。
起業後は患者さんと医療従事者との連携や、有益なコミュニティの提供により祖母のように慢性疾患とうまく付き合い、健康で長生きできる人を一人でも多くしたい、という強い思いで機能開発を続けています。
H2は台湾からスタートしています。アジア諸国では、医療資源不足に伴い患者に対する十分なケアが提供できない現状があります。アジアの糖尿病事情を例にとると、適切なケアを受けられている糖尿病患者は3割にも見たないと言われています。糖尿病はアジアの人々にとって大きな課題です。この課題に対応すべく台湾からアジア全体へ活動を広げていこうと考えました。まずはアジアの中でも医療保険制度が台湾の文化と近しい日本での展開をスタートしています。
一人ひとりの健康課題に寄り添い、楽しく、
前向きな日常管理の意欲と行動変容を、
"デジタルのチカラ"でやさしくサポートします。
健康(=Health)には様々なつながり(=Sync)が必要不可欠です。
測定器やデバイスとつながることで、測定値・日常生活の記録を支援するだけでなく、
データを家族や友人など身近な方々や医療者など周囲のサポーターと共有し、
つながりを提供することでみなさまの健康生活をサポートします。
CEO
エド デン
University of Virginia 卒。リーマンブラザーズ社に入社し、投資銀行部門にてTMT(通信業界・メディア業界等)を担当。その後、デジタル領域のシリアルアントレプレナーとして中国と台湾で2 社を起業。ITの活用で、"糖尿病などの慢性疾患に罹患しても自身の祖母のように健康で長生きできる人を一人でも多くしたい"という思いから2013年にH2.Incの起業に至る。
日本法人ゼネラルマネージャー
谷垣 主税
一橋大学卒。日本オラクルに入社。2社目のグローバルベンチャー2年目に売上達成率世界No.1を達成。Duke Fuqua MBA 取得後、Medtronic 社にて、事業部の財務・企画マネージャー、リージョンマネージャーを歴任。直近はベンチャー企業の COO として、SaaS 事業を立ち上げし、3 年目に、単月黒字化を実現。2018年にH2株式会社のゼネラルマネージャーに就任。
製品設計開発最高責任者
ケン ライ
Stanford University卒。 Computer Scienceの学士号、修士号を取得。Oracle Corporationにエンジニアとして入社。その後マッキンゼーに入社し、ビジネスコンサルティング業務に従事。直近では、Yahooでモバイル製品のマネジメントを担当。15年にわたりエンジニアリング、プロダクトマネジメント、コンサルティング、マーケティングの経験を蓄積。それらの経験を活かし、H2 Inc. を共同設立。