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マヨネーズのカロリーは高いが糖質は低い〜健康に良いかを含めてポイント解説〜

マヨネーズのカロリーは高いが糖質は低い〜健康に良いかを含めてポイント解説〜

当記事の執筆は、管理栄養士  前間弘美が担当しました。
*シンクヘルスブログ監修・執筆者情報一覧はこちらをご覧ください

トロリとしてコクのあるマヨネーズ。野菜や肉、魚など様々な食材と相性が良いので、子供から大人まで大人気の調味料ですよね。

そんなマヨネーズですが、「なんだか体に悪そう」と思われている方が多いのではないでしょうか?

実際、マヨネーズの成分は油が多いためカロリーが高く、一見不健康そうに感じられます。

しかし、カロリー以外の面では糖質が低く、体に良い栄養素も含まれている、という健康的な一面もあるのです。

ということで、今回はマヨネーズのカロリーや糖質についてお伝えすることにしました。

ポイントをおさえて解説していきますので、どうぞ最後までお付き合いください。

マヨネーズのカロリーと糖質量を紹介(100g換算)

マヨネーズの糖質&カロリー

マヨネーズ100gあたりのカロリーは669kcal、糖質は2.1gです。

マヨネーズの主な材料は油なのでカロリーはかなり高いですが、糖質はとても低くなっています。

大さじ1杯あたりではどのくらい?

マヨネーズ大さじ1杯(約12g)あたりのカロリーは80kcal、糖質は0.2gです。

普段よく使う調味料と比べてみると (大さじ1あたり)
マヨネーズと調味料の比較

このように、マヨネーズのカロリーは調味料の中ではかなり高いのですが、糖質はゼロに近い数値です。

マヨネーズは糖質制限に向いているのか

マヨネーズは100gあたりの糖質が2.1g、大さじ1杯当たりの糖質は0.2gなので、糖質制限に向いています。

そもそもマヨネーズは健康に良いの?

健康な女性

カロリーが高く、不健康なイメージが強いマヨネーズですが、脂溶性ビタミンの吸収率をアップしてくれる働きがあります。

脂溶性ビタミンとは水に溶けにくく油に溶けやすいビタミンで、身近な野菜ではにんじんやパプリカ、かぼちゃやブロッコリーなどに多く含まれます。

油と一緒に摂取することによって吸収率がアップするという特徴があるので、原料に油が多いマヨネーズは脂溶性ビタミンの摂取に効果的なのです。

マヨネーズに含まれるその他の栄養素

マヨネーズには、脂溶性ビタミンであるビタミンE・ビタミンKがたくさん含まれているのが特徴です。

ビタミンEは抗酸化作用を持ち、「若返りビタミン」とも言われています。

またビタミンKは血液凝固を助けたりや骨の形成を促進するビタミンで、不足すると鼻血や血尿などの症状が出ることがあります。

原料の卵黄にはレシチンが含まれる

レシチン

マヨネーズの主な原料の1つである卵黄には、レシチンという栄養素が含まれています。

レシチンはリン脂質(※)の一種です。

(※)リン脂質は細胞膜(私たちの体を構成する細胞を包む膜)を作る主な成分で、悪玉コレステロールを減らす効果が期待されています。

リン脂質は動脈硬化や高血圧症の予防に効果的とされ、肥満の予防・解消にも有効です。

参考記事:卵のカロリーと糖質は低い〜減量中でも使えます〜

ダイエット中にマヨネーズは使っても良いが注意が必要

ダイエット中にマヨネーズは使っても良いが注意が必要

マヨネーズは糖質は低いけれどカロリーが高い調味料なので、食べ過ぎると体重増加につながります。

しかし、食べ過ぎなければ健康にも良い面もあるので、1日大さじ1杯程度を目安にすると良いでしょう。

参考記事:ポテトサラダのカロリー・糖質は高い?〜ダイエット向きか検証&レシピもご紹介~

カロリーハーフの活用もおすすめ

「ダイエット中でもマヨネーズが食べたい…」そんなあなたの役に立つのが、カロリーハーフのマヨネーズです。

カロリーハーフのマヨネーズは、マヨネーズの美味しさはそのままにカロリーを約半分にしたものです。

つまりマヨネーズの気になるカロリーが半分になっているので、ダイエット中でも安心して食べられるのが嬉しいですね。

ただし、カロリーハーフのマヨネーズは普通のマヨネーズと比べると糖質がやや多いので、やはり食べ過ぎには注意が必要です。

ダイエットに役立つマヨネーズのレシピを紹介

それでは、ダイエット中でも安心して食べられるように、少量のマヨネーズでも美味しく食べられるレシピを紹介します。

このレシピでは、良質なたんぱく質が含まれた鮭を使っているので、よりダイエットに効果的です。ちなみにたんぱく質は私たちの代謝を上げるために必要な筋肉を構成する栄養素です。

そしてじゃがいもときのこのおかげで満腹感も得られますし、鮭とこんがり焼けたマヨネーズの相性は最高ですよ。

なお、パプリカやアスパラガスなどを入れてもいろどりが良く美味しいので、ぜひいろんな野菜で作ってみてください。

【鮭のマヨネーズ焼き】
【鮭のマヨネーズ焼き】

【材料】~2人分~
・鮭(切り身)    2切
・じゃがいも  1個
・エリンギ   1本
・しめじ      1/2パック
・マヨネーズ    大さじ2
・塩       少々
・こしょう      少々


【作り方】
①鮭は1口大に切り軽く塩をして、キッチンペーパーで水分を拭き取る。
②じゃがいもは皮をむいて1口大に切って水にさらし、レンジ600wで3~5分加熱する。
③エリンギとしめじは食べやすい大きさに切っておく。
④グラタン皿(耐熱皿)に①②③を入れ、塩こしょうをふり、マヨネーズを塗るようにかけてトースターで15分程度焼く。
⑤鮭ときのこに火が通って、マヨネーズに焼き色がついたら完成。

参考記事:アスパラガスの栄養成分と効能~種類ごとの栄養素の違いも詳しく解説~

まとめ

マヨネーズのカロリーと糖質

以上、マヨネーズは糖質が低く糖質制限に向いていていること、ビタミンE・ビタミンKやレシチンなどの栄養素も含まれているので健康面で有益な部分もあることがおわかりいただけたと思います。

しかしマヨネーズのカロリーは高めです。なので、1日あたり大さじ1程度を目安にすると良いでしょう。

またカロリーハーフのマヨネーズを活用することで、ダイエット中でも美味しくマヨネーズを食べられるので、上手に取り入れてみてくださいね。

それでは、当記事があなたの食生活に役立つことを願っています。

なお、弊社の開発する無料アプリ・シンクヘルスでは血糖値や運動の記録がカンタンにできます。ヨガの記録もできますので、日々の血糖コントロールにてぜひ活用してみてくださいね。
シンクヘルスの紹介

 

参考文献
文部科学省 食品成分データベース
厚生労働省 e-ヘルスネット リン脂質
厚生労働省 eJIM ビタミンE
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 ビタミンK解説
健康長寿ネット レシチン・コリンの効果と摂取量
食品安全委員会 健康食品に含まれる成分の特徴
キューピー公式サイト

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