ジンジャーエールの糖質は高い?~ダイエット中の楽しみ方について管理栄養士が解説~
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アルコールの代用品として生まれ、ノンアルコールシャンパンとして人気を集めたジンジャーエール。
ジンジャーエールはそのまま飲んでも、カクテルとしても楽しめる炭酸飲料です。ジンジャーエールはのど越しがよいのでグビグビと飲んでしまいがちですが、カロリーや糖質が気になる方も多いと思います。
そこで今回は、ジンジャーエールのカロリーや糖質について詳しくお伝えしていきます。
ジンジャーエールやカクテルに使用できる「ジンジャーシロップ」の作り方もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ジンジャーエールのカロリーと糖質
ジンジャーエールは1杯(約190ml)あたり75kcal、糖質は16.2gです。
使われる砂糖の量によってカロリーや糖質量は前後しますが、市販されているジンジャーエールのカロリーも同じくらいです。
参考までに代表的な炭酸飲料であるコーラとのカロリー、糖質を比べてみましょう。
*100gあたり
上の表より、ジンジャーエールはコーラよりもカロリー糖質共に低いことがわかりますね。
そしてそれぞれペットボトル1本分(500ml)に換算すると、カロリーや糖質の差はさらに広がります。したがってダイエット中に飲む場合は、コーラよりもジンジャーエールの方がよいでしょう。
飲むと太る?糖質は角砂糖いくつ分か
ジンジャーエールのカロリーや糖質はコーラよりも低いですが、飲みすぎれば太ります。
参考までに、ペットボトル1本分のジンジャーエールは195kcalで、角砂糖(3g)およそ14個分の糖質が含まれています。
一方でダイエット中の間食(嗜好飲料含む)は、カロリーの過剰摂取を防ぐためにも80~100kcalを目安にするとよいでしょう。
また糖質は10g以下のものが、間食に適しています。なぜなら糖質10g以下の間食にすることで、インスリンの過剰分泌(※)を防げるからです。
(※)糖質の摂りすぎはインスリンの過剰分泌を促し、その結果体に脂肪が蓄積されやすくなる
つまりジンジャーエールですと、100mlまでであればカロリー糖質共に条件をクリアします。
したがってジンジャーエールは小さめのコップ1杯まで、他の間食を食べる時にはジンジャーエールは飲まないなど工夫しながら楽しんでくださいね。
参考記事:ダイエット中におやつはOK?〜選び方・おすすめレシピ・ランキングを一挙公開~
ダイエットジンジャーエールのカロリーと糖質
ダイエットに励む方向けのジンジャーエールとして、カロリーや糖質を控えた商品や、難消化性デキストリン(食物繊維)が配合された商品も販売されています。
ペットボトル飲料として市販されている2種類のジンジャーエールをご紹介しますので、参考にしてください。
*100gあたり
「カナダドライ ジンジャーエール ダブル」には食物繊維である「難消化性デキストリン」が配合されています。
難消化性デキストリンは
①食事から摂取した脂肪の吸収を抑える
②食事から摂取した糖の吸収を穏やか
という効果が期待されています。
つまり、脂肪の多い食事を摂りがちな方や血糖値が気になる方にオススメのジンジャーエールです。
「ジンジャーエールライト」は難消化性デキストリンなどの体に嬉しい成分は配合されていませんが、低カロリー低糖質に作られています。プライベート商品なので、リーズナブルな価格で販売されている点がメリットです。
糖質ゼロのジンジャーエールはあるのか
先ほどご紹介したように、糖質ゼロのジンジャーエールも市販されています。甘さ控えめではありますが、甘味料は使用されているのでまったく甘くない飲料ではないようです。
ジンジャーエールに含まれる栄養
ジンジャーエールは本来、生姜の根茎から抽出されたものを使用した炭酸飲料です。
そのため生姜に含まれる栄養素を摂取できますが、市販のジンジャーエールには生姜が入っていない生姜風味の炭酸飲料もあります。
商品パッケージの原材料欄に生姜の記載がなく、カロリーが100mlあたり40kcal前後あれば含まれる栄養はほぼ糖質でしょう。
糖質は私たちの主要なエネルギー源となるので、不足すると脳や神経への栄養が行き届かなくなります。しかし糖質は摂りすぎると、糖尿病などの生活習慣病や肥満の原因となりますので注意が必要です。
一方で生姜を使用しているジンジャーエールには、ショウガオールが含まれます。ショウガオールは生姜の成分の中でもとくに注目される辛味成分の1種で、消化促進、殺菌作用などを持っています。
ただし、市販のジンジャーエールにどのくらいショウガオールが含まれているのかはわからないので、過度な期待は避けましょう。
自家製ジンジャーエールのレシピをご紹介
最後に自家製ジンジャーエールの作り方をご紹介します。生姜をたっぷり使ったジンジャーシロップも手作りしていますので、生姜に含まれる栄養も摂れますよ。
もちろんジンジャーシロップはカクテルにも使用できますので、気になる方はお試しください。
ジンジャーシロップ
・生姜 100g
・ラカント 100g
・水 200cc
・レモン汁 大さじ2ジンジャーエール
・ジンジャーシロップ 大さじ2
・無糖炭酸水 150ml
・氷 適量
【作り方】
ジンジャーシロップ
①生姜を皮付きのまま薄切りにする。
②鍋に①の生姜、ラカント、水を入れて火にかける。
③②が沸騰したら弱火にして15分煮る。
④鍋を火からおろし、レモン汁を加えて混ぜる。
⑤④をこしながら容器に移し、冷ましたら完成。
ジンジャーエール
①コップに氷とジンジャーシロップを入れる。
②①に炭酸水を注ぎ、軽く混ぜたら完成。
まとめ
以上、ジンジャーエールの糖質についてご紹介しました。
ジンジャーエールのカロリーや糖質はコーラに比べると低いですが、飲み過ぎれば太ります。
それゆえジンジャーエールはたまに楽しむ程度にして、飲む際もコップ1杯など目安を決めましょう。
市販のジンジャーエールには生姜が使用されていないこともあるので、生姜の栄養を補いたい方は自家製ジンジャーエールを作ってみるのもオススメです。
それでは当記事が、あなたの健康維持の参考になれば幸いです。
なお、弊社の開発する無料アプリ・シンクヘルスでは体重・カロリー&糖質を含む、食事・血糖値などの記録がカンタンにできます。日々の健康管理でぜひ活用してみてください。
参考文献
WILKINSON STORY
CANADADRY BRAND HISTORY
eatsmart ジンジャーエール
文部科学省 食品成分データベース
コカ・コーラジャパン 「カナダドライ ジンジャーエール ダブル」 9月10日(月)から全国で新発売
独立行政法人 農畜産業振興機構 しょうが