カレーのカロリーは低い?〜カロリーオフの簡単レシピとともにポイント解説〜
当記事を監修した専門家:管理栄養士・糖尿病療養指導士 白石香代子 、編集長 宮田亘造(詳しいプロフィールはこちらをご覧ください)
「カレーってなんとなくカロリーが高く太りそう・・・」
もしそう思われて、カレーを食べないのでしたら少しもったいないです。
というのもカレーは具材によって、カロリーを大幅に調整できます。
そもそもカレーを食べて太るのなら、インドの方々が肥満体型なはずですが、あなたもご存知の通りそうではありません。
そこで当記事ではカレーのカロリーを数値でわかりやすく解説し、さらにはどなたでも簡単に作れる、カロリーオフのレシピを紹介します。
健康で美味しくカレーを食べてほしい。
その想いで執筆しましたので、最後までお付き合いください。
目次
カレーのカロリー・糖質をルーやパンなど種類別に比較(100g換算)
表にあるよう、通常のカレーライスは様々な材料と混ざり薄まるのでカロリー&糖質ともに、少なめです。
また、カレーパンは、パンにカロリー&糖質が多く含まれるため、数値は高い傾向にあります。
一方でルーは、カロリー&糖質が凝縮されていて数値が高いのが特徴です。
カレー粉とのカロリーは?
昨今、カレー粉を使って調理することもありますが、カレー粉のカロリーは100g換算で338g、ちなみに糖質量はほぼゼロとなっています。
レトルトカレーのカロリーはどう?
レトルトカレーは、糖質とカロリーともに各メーカーによって多種多様です。
ただ、上記で挙げたカレー100gあたり119kcal&糖質6.9gくらいを基準に、各メーカーのレトルト商品を見ると良いでしょう。
参考記事:カレーは糖質が高め?〜とっておきのレシピとともにポイント解説〜
ダイエット中!カレーのカロリー量を控えるには
材料を調整
カレーのカロリー&糖質は基本的に多いとは言えず、ダイエット中でも食べて問題ないといえます。
ただ、カレーに入れる具やご飯の量次第で、カロリーや糖質が増えるため、調理の際に具材は気をつけましょう。
そこでカロリー量を控えるために、具材は野菜系を中心にし、ご飯は少なめにするのが誰でも行いやすい方法です。
参考記事:脂質異常症だとカレーは食べられない?~カロリー&脂質控めレシピも紹介~
スパイスを使用
ルーではなくコリアンダーなど、複数のスパイスを混ぜ合わせてカレーを作ればカロリーは大幅に落とせます。
少し手間が掛かるのは事実なのですが、興味がある方はチャレンジしてみるとよいでしょう。
すでにスパイスの混ぜ合わせた商品もありますので、そちらでも良いかもしれません。ただし、味を整えるために脂質が多く、カロリーが高めになっているものもあります。
市販のスパイスカレーを購入する場合は、栄養表記を見るといいですね。
難しいならカロリーオフのルーを
最近ではカロリーオフのルーも開発されて、大型のスーパーなどに行くと出回っているケースもあります。
もし見つけたら、購入して試してみるのもよいですね。
カロリーオフに最適のレシピ!野菜カレー
それでは、カロリーを抑えた野菜カレーをご紹介しましょう。トッピングの野菜は揚げずにレンジで蒸すことで、さらにカロリーを抑えています。
【彩り野菜カレー】
・鶏ひき肉 100g
・玉ねぎ 1/2個
・カットトマト缶 200g
・コンソメ 小さじ1
・カレー粉 小さじ2
・カレールー 2個(40g)
・オリーブオイル 大さじ1
<トッピング(1人分)>
・なす 1/2本
・オクラ 2本
・トマト 1/8カット
・ゆで卵 半分
・とうもろこし 適宜
【作り方】
①玉ねぎはみじん切りにする。鍋を中火に熱してオリーブオイルを入れ、ひき肉を炒める。肉の色が変わったら玉ねぎを加えてさらに炒める。
②①にトマト缶と水200cc、コンソメ、カレー粉を入れて煮る。具材がしんなりしたら、カレールーを加えて弱火で煮込む。
③トッピングの野菜の準備をする。ナスはヘタを取って縦半分に切り、斜めに切り込みを入れる。オクラもヘタを取る。ナスととうもろこしは600wの電子レンジで3分、オクラは30~40秒加熱する。
④皿にご飯(材料外)に②のルーをかけ、ナス、とうもろこし、トマト、オクラ、ゆで卵をのせて完成。
まとめ
以上、カレーのカロリーについてまとめますと、
・調理したカレーはカロリー低め
・具材を調整したりスパイスからカレーを作るとカロリーオフが可能
以上となります。
カロリーの分量調整はとても大事なことかと思いますが、気にしすぎてストレスになるのも体によくありません。程よく自身に合ったカレーを楽しんでください。
そのために当記事のレシピも参考にいただけると嬉しいです。
なお、弊社の開発する無料アプリ・シンクヘルスではカロリー&糖質を含む食事・体重・血糖値などの記録がカンタンにできます。日々の健康管理でぜひ活用してみてくださいね。
参考文献
文部科学省 食品成分データベース