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カレーはダイエットの天敵?~管理栄養士が真相に迫ります~

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カレーは天敵?ダイエット中にカレーを食べるなら~管理栄養士が解説~

当記事の執筆は、シンクヘルスブログ編集部が担当しました。
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インド料理を元にイギリスで生まれ、日本で独自の形へと進化したカレー。

カレーは老若男女を問わず大人気で、時代とともに新しい料理が登場しても好きな食べ物ランキングTOP5の常連です。

それを象徴するかのように、ご当地カレーや老舗カレー店が軒並み出店するカレーフェスティバルは、毎回大盛況のうちに閉幕しています。

さてカレーを食べるときに気になるのは、「ダイエット中にカレーを食べてもいいのか」の点。

「高カロリーだからダイエットの天敵」との声がある一方、「カレーにはスパイスが入っているから健康的な食べ物」という声も聞こえてきます。

その真相を確かめるべく当記事では、

・ダイエット中にカレーを食べてもいいのか
・ダイエット中にカレーを食べるポイント

について詳しく解説していきます。どうぞ最後までお付き合いください。

ずばり、ダイエット中にカレーを食べてもいいのか

ずばり、ダイエット中にカレーを食べてもいいのか

答えはYESです。

なぜなら、カレーだけがずば抜けて高カロリーな食品というわけではないからです。

参考までに、1食分あたりのカロリーをほかのメニューと比べたのでご覧ください。

・カレーライス(764kcal)
・かつ丼(908kcal)
・牛丼(631kcal)
・ハヤシライス(734kcal)

ただしカロリーが低い料理とは言えないため、好きなだけ食べるのはオススメできません。

ご自身の活動量に応じた食事量を意識しましょう。

カレーを食べて太る理由

カレーを食べて太る理由

カレーを食べて太る理由として、

・食べる量
・食べる頻度
・食べる速度

の3点が考えられることから、太りやすい要素が詰まっている食べ物といえます。

反対に言うとこれらの点をうまく改善できれば、ダイエット中でも気兼ねなくカレーを食べられますよ。

それでは続いて、カレーを食べる量・頻度・速度それぞれの詳細について以下で説明していきます。

食べる量

ごはんの上にルーをかけて食べるカレーは、「ごはん」と「おかず」をそれぞれ分けて食べる料理よりもごはんの量が多くなりがちです

そこで家で食べるときは、いつも食べるごはんの量を意識して、お店で食べるなら注文時に「少なめで」と伝えましょう。

しかし、カレーライスだけだとお腹が満たされないことも多いです。なので記事の後半で、違和感なくごはんのカサを増す工夫をご紹介しています。

【解決策】ごはんはお茶碗で食べるときと同じ量を意識しよう

食べる速度

「カレーは飲み物」、食べ物に関するフレーズでこんなに有名なフレーズが他にあったでしょうか。

この言葉のとおり、カレーを噛まないで丸飲みする人もいますが、それこそが太りやすい食べ方です。

なぜなら、噛まないと満腹中枢が刺激されにくく、満腹感を得られないと食べすぎにつながるからです。

満腹だと感じるためにはしっかりとよく噛むことを意識しましょう。

【解決策】具材をしっかりと味わう意識で食べよう

食べる頻度

全国民に愛されている料理といっても過言ではないカレー。

それゆえ、自宅でカレーライスを作るときに数日分まとめて作る方が多いと思います。

カレーのカロリーは1回食べるだけでは問題ないですが、連日となると別問題です。摂取カロリーは、食べた分だけ雪だるま式に増えていくため気を付けましょう。

【解決策】食べる頻度は週1回程度に抑えよう

【ダイエット中】カレーを食べるときに気を付けること

【ダイエット中】カレーを食べるときに気を付けること

抑えておきたい点さえクリアできれば、ダイエット中でもカレーは食べられます。

カレーを食べるオススメの時間帯

カレーは夕食に食べる家庭が多いと思いますが、オススメの時間帯は朝食です。

なぜなら、夜はカロリーを消費することが少ないため、エネルギーとして使われずに脂肪として蓄積することにつながるからです。

朝取り入れたカロリーは1日が終わるまでには消費されているので、罪悪感を味わうことなく美味しくいただけますよ。

ごはんのカサを減らさない一工夫

さきほどは、『ごはんはお茶碗で食べる量を意識しましょう』とお伝えしましたが、ごはんをたくさん食べられる秘策があります。

それは、ごはんに白滝を混ぜて炊き込んだ「白滝ごはん」にすることです。

カレーの強い味わいのおかげで、ごはんに白滝が入っていると気づかず食べる人が多いですよ。

大幅なカロリーダウンが叶う白滝ごはん、ぜひ一度お試しくださいね▼

関連記事:しらたきはカロリー・糖質が低い~ダイエット効果やデメリットについても解説~

ダイエット中、具材はここに注意

1つめに、肉の種類に注意しましょう。

肉ははさまざまな種類から選べますが、ひき肉は高カロリーなので使わないのがベターです。

2つめに、チーズや揚げ野菜などのトッピングは、栄養価が高まる一方でカロリーも高くなるのでダイエット中は控えた方がよさそうです。

そこでチーズや揚げ野菜をトッピングする代わりに、サイドメニューであるジャコと豆腐の野菜サラダを食べるのはいかがでしょうか。チーズから摂りたかったカルシウムも、野菜から摂りたかった栄養素のどちらも摂取可能ですよ。

さらにノンオイルドレッシングを選べばカロリーが抑えられるので、カレーの相棒としてオススメです。

カレーを作るときにうっかりしがちなこと

おいしさを求めると、つい、アレもコレもと調味料などを加えている方も多いのでは。

たしかに旨みは増すかもしれませんが、コクやまろやかさを求めてバターやはちみつやチョコレートをプラスすると、その分のカロリーを上乗せしていることに。

カレールーのパッケージに書かれた材料以外を使うと、実際のカロリーの把握が難しくなり、ダイエットに支障をきたしてしまうのでご注意くださいね。

まとめ

以上、カレーはダイエットの天敵なのかについて解説しました。

カレーはダイエット中に食べても大丈夫で、食べる場合は量・頻度・速度に気を付けるとよいとわかりましたね。

それでは、この記事を参考にダイエット中でも無理のない食生活を送っていただければと思います。

なお、弊社の開発する無料アプリ・シンクヘルスでは血糖値や体重、運動や食事の記録がカンタンにできます。日々の血糖コントロールにてぜひ活用してみてくださいね。

参考文献
食品成分データベース
イートスマート

 

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