Sync Health Blogシンクヘルスブログ

食後に注意!血糖値スパイクとは?原因と予防を初心者でもわかるよう解説

  • 公開日:2020.12.29
  • カテゴリ
食後に注意!血糖値スパイクとは?原因と予防を初心者でもわかるよう解説

「健康診断で血糖値は正常でした」というあなたにも、『血糖値の異常』が潜んでいる可能性があります。それは、血糖値スパイク(食後高血糖)です。

血糖値スパイクとは、『糖尿病ではなく普段は正常な血糖値なのに、食後の短時間だけ血糖値が急上昇する』という現象です。

この血糖値スパイク、あなどるなかれ・・・。

というのも、血糖値スパイクが起こるとあなたの体に異変を起こすなど、リスクが生じるケースがあるからです。

そこで本記事では、血糖値スパイクの原因、そしてや予防の方法ををわかりやすくご紹介していきます。

ぜひ当記事を、普段の生活に活かし健康な身体づくりを心がけてくださいね。

血糖値スパイクとはどんな症状?

血糖値スパイクの多くの方は、食事前の血糖値は正常なことが多いです。

正常な場合、食後2時間の血糖値は140mg/dL未満と言われています。しかし、血糖値スパイクの場合は血糖値が140mg/dL以上となるのです。

血糖値スパイクのグラフ

血糖値スパイクは、自覚症状がほぼないと言われています。

理由としては、『時間が経つと血糖値が下がって正常な数値に戻ること』と『定期健診の空腹時血糖値の測定では食後の高血糖を発見できないこと』が挙げられます。

そのため、気づいたころには糖尿病が進行していた・・・という場合があるのです。

参考記事:血糖値とは〜下げる方法・正常値・年齢別の目標数値などをわかりやすく解説〜

 血糖値スパイクの原因

私たちが食べるお米や果物といった食事の中には、ブドウ糖が含まれています。

ブドウ糖は体の中で血液中に吸収されて、誰でも食後は一時的に血糖値が高くなるのです。

しかし、血液中に吸収されたブドウ糖を処理しきることができないと、食後の血糖値は急激に上がってしまいます。これが血糖値スパイクです。

ブドウ糖を処理しきれない原因としては、

膵臓から出るインスリンの量が少なかったり、インスリンの働きが十分じゃなかったこと
肝臓や筋肉といった組織に取り込まれるはずだったブドウ糖が、取り込まれずに血液の中に残ってしまったこと

などが考えられます。

参考記事:高血糖とは〜原因・症状・治療をポイント解説〜

リスクや注意点

血糖値スパイクのリスク

血糖値スパイクは、知らないうちにあなたの病気を引き起こしたり進行させたりすることも・・・

代表的なものを、注意点と一緒にご紹介していきます。

眠気が起こる

血糖値が高くなりすぎると、私たちの体は一生懸命血糖値を下げようと、たくさんインスリンを分泌します。しかし、インスリンは眠気やだるさを引き起こしてしまうのです。

食後に眠くなるという経験をしたことがある方も多いと思います。もちろん正常な場合もありますが、あまりに頻回だったり強い眠気が起きるようであれば注意が必要です。

気絶に注意

血糖値が高くなりすぎて、私たちの体が一生懸命血糖値を下げようとインスリンをたくさん分泌した結果、血糖値が急降下してしまうという可能性もあります。

血糖値が急降下するということは、低血糖になるということです。低血糖になると眠気や頭痛・吐き気といった症状が起こることが多いですが、血糖値が30mg/dLを下回ると意識がもうろうとして気絶してしまうことがあります。

頭痛の可能性も

血糖値スパイクと頭痛の関係

頭痛は低血糖の症状としても起きるので、注意は必要です。

血糖値スパイクは、動脈硬化を起こしやすいと言われています。動脈硬化を起こすと、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす可能性があります。そして、心筋梗塞や脳梗塞を起こすと、頭痛が起こるケースも。

ただし、頭痛はそれ以外の理由で起こる可能性も多くあります。低血糖や心筋梗塞・脳梗塞が原因で頭痛が起こっていると決めつけるのではなく、『そういう可能性もあるな』などとを気にかけていればよいでしょう。

認知症やがんのリスクを高める可能性も

血糖値スパイクが起きてインスリンの量が多くなると、記憶力が衰えやすいということが、ネズミの実験で確かめられています。ネズミの脳を調べたところ、「アミロイドベータ」というアルツハイマー型認知症の原因とも言われる物質が蓄積していたそうです。

また、インスリンは細胞を増やす働きがあると言われています。ですので、がんの細胞が増えるのを促す危険性もあると言われています。

参考記事:高齢者に多い糖尿病と認知症の関係〜日々の生活で血糖値に気をつけよう〜

まずは血糖値スパイクの危険度を自己診断

そこで血糖値スパイクが気になるあなた。

血糖値スパイクの危険度がどのくらいあるか、以下の項目をチェックしてみてください。

BMIの値が25以上ある【BMI=体重(kg)÷身長(m)
血の繋がっている家族に糖尿病になった人がいる
朝食を摂らない
コンビニのご飯を週3回以上利用している
3食のうち1回以上10分以内の早食いをしている
食後はすぐに椅子に座ることが多い
運動は週に3日未満
今までダイエットに3回以上挑戦したことがある
6時間以下の睡眠が週に3回以上ある
高血圧がある

 

当てはまる個数が多いほど、血糖値スパイクの危険度が高くなるので注意が必要です。

予防&対策を立てるために検査

食後の血糖値を調べる方法として、『75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)』というものがあります。これは、10時間以上絶食をした後で、75gのブドウ糖水溶液を飲んで、30分後・60分後・90分後・120分後に採血をして血糖値の変化を測定するという検査です。

10時間もご飯を我慢して、2時間も病院にいて採血を何回もするなんて大変・・・と思う方もいるかもしれません。実はこの方法以外にも継続して血糖値をチェックできる方法があります。

医療機関で検査キットを活用

 

リブレ

血糖値を持続してチェックできる最新の機器、FreeStyleリブレというものがあります。

FreeStyleリブレは、血糖値の変動をリアルタイムに記録でき、食前・食中・食後の血糖を測定することで血糖値スパイクを見逃すことなく確認できるのです。

また、腕にセンサーを貼って血糖値を測定するため、その都度指先を刺して血糖値を測る必要がないのが魅力的です。

※リブレ公式HPはこちら

血糖値スパイクを抑えるには

血糖値スパイクの治療

食事に注意

糖質を含む食事をたくさん食べると血糖値が高くなりますので、食べすぎには注意をしましょう。

食事を食べる順番ですが、「野菜」→「肉や魚」→「ご飯やパン」が良いと言われています。食物繊維を多く含んでいる野菜を最初に食べると、後から入ってきた糖の吸収をゆっくりにしてくれるのです。

また、肉や魚に含まれるタンパク質や脂質にはインクレチンというホルモンが反応して放出されることで、胃腸の働きがゆっくりになります。その後ご飯やパンのような糖質を含むものを食べると、消化や吸収に時間がかかるので食後の血糖値の上昇が緩やかになるのです。

朝食における注意点

実は1日3食規則正しく食べているときには血糖値スパイクが発生していない人でも、朝食を抜くと昼食後に血糖値スパイクが発生することがあると言われています。ですので、忙しくてもきちんと規則正しく3食食べることが、血糖値スパイクを抑えるために大切です。

適度な運動

食事のあとに動かないでいると、なかなか血糖値が下がらず血糖値の高い状態が続きます。最近、食後すぐにちょっとした運動散歩をすると速やかに血糖値が下がることが明らかになっています。

ですので、ランチの帰りに歩いて帰ってみたり、食後に家事などの日常的な動作をしてみたり、意識的に食後すぐの適度な運動を取り入れることがおすすめです。

参考記事:糖尿病は生活習慣の改善で予防〜今から食事・運動・生活を見直そう〜

まとめ

それでは本日のまとめです。

◎血糖値スパイクは、普段は正常なのに食後に血糖値が急上昇すること
◎血糖値スパイクは自覚症状がほとんど起きない
◎血糖値スパイクはブドウ糖を体内で処理しきれないことで起こる
◎眠気・気絶・頭痛といった症状があるときには注意が必要
◎血糖値スパイクの危険度はチェックできる
◎検査には、75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)やFreeStyleリブレを使う
◎血糖値スパイクを抑えるためには食事と運動が大切


本記事を通して血糖値スパイクを知ってもらい、皆さんが早めに血糖値を気をつけるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。

なお、弊社の開発する無料アプリ・シンクヘルスでは血糖値や食事の記録がカンタンにできます。日々の血糖管理でぜひ活用してみてくださいね。
シンクヘルスの紹介


参考・引用文献
日本放送協会(2020):血糖値スパイクが危ない〜見えた!糖尿病・心筋梗塞の新対策〜,
(2020年12月24日検索)

編集&執筆者情報:こちらをご覧ください


\SNSで記事の拡散お願いします/

LATEST BLOG最新ブログ記事