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HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)とは?基準値とコントロール方法を徹底解説

血糖検査といえば、HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)。あなたも測定した経験はありますか?

健康診断でもHbA1cという測定項目がありますよね。

しかし、「HbA1cって言葉は知ってるけど、詳しく知らない、、、」 という人は多いのではないでしょうか。

また、「HbA1cの数値ってどのくらいだと正常?」 「HbA1cってどうやったら下がるの?」 と思われる方もいらっしゃるでしょう。

HbA1cは、測定前の約1〜2ヶ月の平均血糖値がわかる、という優れた検査です。実は世界中で測定されていて、現在、日本でも国際基準の測定値を使用しています。

HbA1cの数値は、血糖コントロール状況を映し出す鏡のようなもの。

HbA1cの特性や基準値を理解することで、「だから今、運動が必要なんだ」というような前向な発見ができ、血糖値の改善や糖尿病の合併症予防に役立てることができます。

そこで今回は、糖尿病の状態を知る検査 「HbA1c」 について、分かりやすくお教えします。

ヘモグロビン・エーワンシー(HbA1c)とは

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー ・ グリコヘモグロビン)は、赤血球の中にあるヘモグロビンに、ブドウ糖が結合したものです。

赤血球は、血液を作っている成分。ヘモグロビンは赤い色素のたんぱく質で、酸素を全身に運び、二酸化炭素を回収する働きを担っています。

「高血糖=血液中にブドウ糖が多い」状態では、赤血球のヘモグロビンに糖が結合するという変化が起こります。

ブドウ糖が結合したヘモグロビンのことを、糖化ヘモグロビン(グリコヘモグロビン・HbA1c)と言います。

ブドウ糖とヘモグロビンは、一度結合すると容易に離れません。赤血球の寿命が続く限りヘモグロビンにブドウ糖が雪だるま式で結合し続けます。その結果、HbA1cも高値となる可能性があることも。

また、赤血球の寿命は 約4ヶ月(120日)なので、HbA1cを測定すると、検査前 1-2 ヶ月間の平均的な血糖値がわかります。ちなみに検査方法は採血です。

ちなみに血糖値とは血液中のブドウ糖の量のこと。食事や運動の影響を受け変化しやすく、空腹時には低下し食後に上昇します。

《一言メモ》
HbA1c:過去1-2 ヶ月間の血糖値の平均血糖値:血液中のブドウ糖の量

そのため下記の図のように、HbA1cの値が同じでも血糖値の振れ幅が全く異なるケースもあります。(※実際の検査では、HbA1cの計測時に血糖値の推移を把握することは通常できません。)

HbA1cでは血糖値の変化を見れない

HbA1cの基準値

HbA1cの基準値とは健康診断において、血糖の値が正常かそうでないかの判断目安となる数値です。

範囲は4.6-6.2%とされていますが、4.6~5.6%未満が良好な数値(正常型)です

そして6.0-6.4%だと糖尿病の可能性が否定できず、6.5%以上となると糖尿病が強く疑われ、病院での再検査が必要となります。

HbA1cの基準値

参考記事:糖尿病とはどんな病気?〜症状・原因・治療などをわかりやすく解説〜

HbA1cが高いとどうなる?

HbA1cは、1-2ヶ月の平均血糖コントロールの状態を反映するため、当該数値が高い状態が続くと、糖尿病の悪化ならびに合併症の発症リスクが高いと言えます。

HbA1cの基準値は年齢別で異なる?

HbA1cの基準値はどの年齢でも同じで4.6-6.2%です

ただし異なるのは糖尿病と診断された後、治療の指標となる「血糖コントロール目標値」です。65歳未満と65歳以上(高齢期)で値が異なります。

血糖コントロール目標(65歳未満)

以下、糖尿病と診断された後の、65歳未満における血糖コントロール目標をグラフにしましたので、ご参考ください。

HbA1cに絡んで65歳未満における血糖コントロール目標

高齢者の血糖コントロール目標(65歳以上)

高齢者が糖尿病になった後、合併症予防のためのHbA1c目標は7.0未満という点では、65歳未満でも一緒です。

しかし以下の観点で高齢者の方は、HbA1cの目標を個別化されて設定されます。

それは、高齢者の判断能力やADL(※)、別の疾病の有無、服薬の状況、さらにこの1年内に低血糖の症状はあったか?糖尿病と言われてどのくらい経つか?などが考慮される点です。

(※)A D L:日常生活を送るために最低限必要な動作のこと。

しっかり医師と相談し、目標値を決めると良いでしょう。

HbA1cを下げる方法

HbA1cと食後高血糖には関係があり、食後の血糖値が高いとHbA1cに大きく影響します。そのため、鍵となるのが食後高血糖の改善です。

糖尿病治療の基本である食事や運動には、食後血糖値の急上昇を抑えるちょっとしたコツがあります。まず押さえておきたい簡単な方法を、2つ紹介します。

1)食材の選別に気をつける

野菜や海藻、きのこ類が摂取できるメニューを選びましょう。 毎食、食物繊維を多く含む食品(野菜、海藻、きのこなど)を食べるようにするだけで、糖の吸収が穏やかになります。

さらに、主食の前にこれらの食品を食べると、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。

参考記事:糖尿病に良い食べ物は?食材やメニューをわかりやすく紹介

2)適度な運動を心がける

食後30分〜1時間後に運動を開始しましょう。

基本的に運動すると、血液中のブドウ糖が筋肉で消費され血糖値は下がります。さらに食後に身体を動かすことで、取り入れたブドウ糖が早いタイミングで消費され、食後血糖値の上昇を抑えることができます。

歩いたり家事をしたりするのもO K。まず椅子から立ち上がりましょう。 そして、無理なく続けられる運動を見つけることが大切です。

ウォーキングやラジオ体操といった有酸素運動と、腹筋やスクワットなどの筋肉トレーニングを組み合わせると、より良い効果が得られます。

激しい運動を週1回するのではなく、軽めの運動を週3-4回行うようにしましょう。

3)HbA1cが下がらない場合は医師へ相談

「糖尿病の対策が必要と健康診断で言われ、食事や運動を頑張っているのに、HbA1cがなかなか下がらない…」

そのような時は、1人で悩まず医師に相談しましょう。

血糖値の管理はご自身の努力が必要とされるものが多いのですが、無理は禁物です。

医師のアドバイスのもと、ライフスタイルや環境に合わせて治療を工夫したり、組み合わせたりしながら、長期に渡って取り組める方法を見つけていくことも大切です。

サプリやお茶は効果的?

糖尿病では食事と運動が基本治療です。補助的な目的であれば、サプリやお茶を活用するのは効果的と言えます。

気をつけなければならないのは、すでに内服薬や注射薬を使用している場合です。

薬とサプリやお茶を併用することで、低血糖症状を引き起こしたり、副作用が生じる危険性があります。 主治医に必ず相談しましょう。

HbA1cのまとめ

HbA1cは過去1-2ヶ月間の血糖値の平均で、血糖コントロールの状態を反映するものです。

そしてHbA1cの基準値はどの年齢ステージでも同じで、4.6-6.2%です

また、食物繊維の多い食品を取り入れたり、食後に身体を動かしたりすることで、HbA1cを下げることができ、糖尿病の悪化や合併症の予防につながります。

それではぜひ今回の内容を、毎日の血糖コントロールに活かしてくださいね。

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【参考文献】
日本糖尿病学会編・著2018-2019糖尿病治療ガイドP11 糖尿病に関する指標 ①平均血糖値を反映する指標参照

編集&執筆者情報:こちらをご覧ください

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